居心地良さそうに電車に揺られている彼女がすてきだなってシャッターを
切ったのはもう何年前のことだろう・・・
それほど混んでいない電車の座席で揺られているのが好きだ。
車窓からぼんやり風景を眺めていると飽きない。
旅先とか、滅多に来ない街とかならもちろんのことだが、いつも乗る路線でも、季節季節で風景は変わるし、線路端でねこが昼寝していることもある。
いつだったかは、踏切待ちの人の中に知り合いの顔を見つけ、びっくりしたこともあったっけ・・・
地下鉄なら、運良く一番後ろのガラス越しに陣取れれば、宇宙旅行のアトラクションみたいな気分が味わえる。
あっ、京急の一番前か後ろも大好き!笑
本当は文庫本数冊とカメラと缶ビールだけ持って、遠い街へ行く電車に乗れたら幸せだな~って思う・・・
気まぐれに途中下車しても良いし、延々車窓の風景を眺めているのも良いな~♪
でも、今はなかなかそんな時間はもてないから、電車に揺られながらの読書で現実とは違う世界へ仮想旅を楽しんでいる。
そして、いつの間にかうとうと・・・電車の揺れがちょうど心地よい眠りに導いてくれるのかな?
あんなに狭い空間を大勢の人と共有しているにもかかわらず、皆それぞれの時間を過ごしてて・・・
でも、それぞれの時間が過ぎた時、皆変わらずに空間移動していて・・・
電車って不思議だなと思う。
雑踏の中で感じる心地よさとか、映画館で見知らぬ人と同じ映画の世界に入っていくのと近い感覚なのかも?
そこでそれぞれの時間を過ごす人たちにとても魅力を感じてしまう。