写真を撮るようになるもっと前、街の風景は、点々で変わると思っていた。
気づいたら昔よく買っていたたケーキやさんがなくなっていた、駅が変わり、古くからある大きなおうちがマンションになり・・・あの場所から見えていた富士山が見えなくなったのはいつの頃だろう・・・
街の風景は、点々で変わっていくのだと思っていたけれど、そうではなかった。
歯抜けのようになっていく街を撮るのは、なんだか空しい・・・私、どうして撮っているのかな・・・
これから変わっていく目の前の風景、でも、今よりもっと前の風景も覚えていて、撮っておけば良かったとつい口をついて出た言葉・・・同じ事を言いたくないから、自分のために撮っているんだろうな、きっと・・・