「スマートフォン? そんなの知らないね。 その時繋がりたい人にただ声を届けるだけさ。」
骨太で、無骨・・・良い佇まいです。
作家の堀江敏幸さんはこの昔ながらの黒電話のことを、その著作「いつか王子駅で」の中で、たしか「「黒曜石」みたいな塊」と書いていたっけ・・・
堀江敏幸さんの著作との出会いは「雪沼とその周辺」だった。 なんていうか心奪われてしまった感じ・・・
その後数冊読んだ中で、フランス文学に明るくない私には、ちょっとついて行けない感じのものもあるのだけれど、去年読んだ「めぐらし屋」も心地良く読み進むことが出来た。
新作文庫「未見坂」も未読本の山に待機中(本を読むスピードと、買うスピードのアンバランスを改めなくちゃとこの頃思っています)、楽しみ~。
おまけもあります。
この日、ひょんなことからこの渋いお蕎麦屋さんでお昼をご一緒させていただいたのが、この方、大工さんの棟梁です。
正面はぶれちゃったのに、こんなにおだやかな顔した写真って初めてと喜んでくださったらしい・・・
棟梁はやさしい方なのです。